「たわらノーロード先進国株式」は多くの資金流入が続いており人気を集めている投資信託となっています。
なぜ「たわらノーロード先進国株式」は人気を集めているのか?果たして投資先として本当におすすめなのか?詳しく分析していきます。
「たわらノーロード先進国株式」に投資しようか悩んでいる方はぜひ参考にしてみて下さい。
また他の記事でも資産運用について解説していますので良ければそちらも合わせてご一読ください。
たわらノーロード先進国株式の特徴
たわらノーロードシリーズとは
投資信託はいくつもの会社から提供されていますが「たわらノーロード」はアセットマネジメントOneが提供する投資信託です。
「たわらノーロード」の名のもとに数多くの投資信託が展開されています。
- たわらノーロード日経225
- たわらノーロードTOPIX
- たわらノーロード先進国株式
- たわらノーロード新興国株式
- たわらノーロード全世界株式
- たわらノーロードNYダウ
- たわらノーロード国内債券
- たわらノーロード先進国債券
- たわらノーロード国内リート
- たわらノーロード先進国リート
- たわらノーロードバランス(8資産均等型)
- たわらノーロード最適化バランス(成長型)
- たわらノーロードスマートグローバルバランス(成長型)
バランスシリーズに関してはさらに積極型や保守型など数多くのタイプがあります。
たわらノーロードシリーズでは、全て合わせると約30種類ものラインナップを取り揃えています。
手数料が安い
そして、これらのたわらノーロードシリーズに共通する特徴は手数料が安いことです。
ノーロードとは、投資信託の購入時に手数料がかからないことを意味しています。
さらに、たわらノーロードシリーズは基本的にインデックスファンドとなっており、ベンチマークとなる指数に連動するように動きます。
運用の内容としては手間暇をかけて投資活動を行う訳ではないので、運用中の信託報酬も安くなっています。
購入時手数料 | なし |
---|---|
信託報酬 | 0.109%~0.550% |
信託財産留保額 | なし |
お手軽に購入出来てインデックス投資できるのがたわらノーロードシリーズの魅力です。
たわらノーロード先進国株式のコンセプト
それでは、今回取り上げる「たわらノーロード先進国株式」はどんな投資を行うファンドなのでしょうか。
たわらノーロード先進国株式は「MSCIコクサイ・インデックス」に連動するように運用される投資信託です。
「MSCIコクサイ・インデックス」とは、日本を除く先進国22カ国の株価動向を表すインデックスとなっています。
主な投資国は米国や英国、カナダなどです。
たわらノーロード先進国株式は、こういった人にピッタリの投資信託となっています。
続いて、たわらノーロード先進国株式の評価や評判について見ていきましょう。
たわらノーロード先進国株式の評価や評判は?
Fund of the Yearにランクイン!
投資信託の評価としては、優秀なファンドを評価する各種のアワードがあります。
その中でたわらノーロード先進国株式は「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year」において複数回受賞しています。
- 投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2022 第12位
- 投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2021 第9位
- 投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2020 第14位
- 投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2019 第11位
- 投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2017 第8位
- 投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2016 第2位
安定して上位にランクインしており評価が高く、良い評判となっています。
たわらノーロード先進国株式の掲示板での評判とは
次は実際の投資家の声が聞こえる掲示板での評価も見てみましょう。
Yahooファイナンスでの口コミはこちらです。
出典:Yahooファイナンス
NISAのシステムが新しくなるのに合わせて、どうしていくかをコメントされていますね。
たわらノーロード先進国株式に投資している人は、NISAを利用している人も多いようです。
たわらノーロード先進国株式は、「つみたてNISA」や「iDeCo」で投資できますのでコツコツと積み立てる資産運用をしたい人に選ばれていることがうかがえます。
任意で加入できる私的年金制度の一つ。掛金を全額所得控除できるなど税制優遇メリットがある。
掲示板を確認してみると、そこまで活発な議論がなされている訳ではなく、良くも悪くも積立てながらほったらかしという方が多いようです。
たわらノーロード先進国株式の投資先はどんな企業?
どんな国に投資しているの?
それでは、実際にどんな企業に投資しているのか確認していきましょう。
まず、たわらノーロード先進国株式のエリア別投資比率はこちらです。
(2024年5月31日基準)
出典:月次レポート
上位の1位~3位を見ると、米国が72.85%、英国が3.89%、カナダが3.28%となっています。
このように圧倒的に米国に集中して投資するのが特徴です。
どんな企業に投資しているの?
では、企業別に見ていくと投資先はどのようなところになるのでしょうか。
組入上位10銘柄はこちらです。
(2024年5月31日基準)
出典:月次レポート
投資先の第1位はMicrosoftです。Microsoftは言わずもがな皆さんご存知ですね。WindowsやOfficeを販売しているソフトウェア開発・販売企業です。Microsoftがなければ世の中のビジネスは成り立たないといえるでしょう。
第2位はAppleです。こちらも説明不要ですね。iPhoneやApple Watchなどを販売する世界を代表するテクノロジー企業です。iPhoneなしでは生活できない人も多いのではないでしょうか。
第3位のエヌビディアは世界を牽引する半導体メーカーです。GPUの設計に特化し、AI、ゲーミング、自動車市場、データセンターなど各業界において欠かせない存在となっています。
4位以降も世界を代表する大企業が並んでいます。もともとが大きい企業ですので急激に成長していく訳ではないですが、大崩れもしないだろうというのが本投資の狙いとも言えますね。
こういった投資を行った結果、運用成績はどうだったのか見ていきましょう。
これまでの運用成績は良い?悪い?
設定来の運用成績とは
たわらノーロード先進国株式は2015年12月18日に設定されました。
そこからの運用成績はこのようになっています。
出典:月次レポート
運用開始直後はやや下落してますが、その後は順調に成長しています。しかし、2020年のコロナショックで大幅下落しています。
その後、コロナ後の上昇相場に乗り順調に成長しています。
グラフだけだと分かり辛い部分もあるので数字でも見ていきましょう。
1年 | 3年(年率) | 5年(年率) | |
トータルリターン | 38.48% | 20.27% | 21.30% |
ここ数年はとても好調に推移しているといえます。
単体で見たらとても良い運用成績ですね。しかしながら念のため他のインデックスとも比較してみましょう。
インデックスとの比較
他の代表的な株価指数のS&P500やMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスと比較した結果はこちらです。
直近3年間の比較
- たわらノーロード先進国株式:+77.28%
- MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス:+70.19%
- S&P500:+92.23%
たわらノーロード先進国株式は3年間で+77.28%と決して悪い成績ではありません。しかし、S&P500は+92.23%とさらに好成績を出しており、たわらノーロード先進国株式を上回る成績となっています。
先進国に分散するのではなく、世界のトップを走る米国に集中して投資するのも有効な手法と言えそうです。
たわらノーロード先進国株式の総括
投資すべき?やめたほうがいい?
それでは、結局たわらノーロード先進国株式には投資した方が良いのでしょうか?やめたほうがいいのでしょうか?
たわらノーロード先進国株式はインデックス投資であり、少額からでもできるスタンダードな投資です。
資産運用の手段としては悪くないと言えます。特に小額をコツコツと積み立てていくなら十分選択肢の一つとなるでしょう。
例えば
こういった方にはぴったりの運用手法だと言えるでしょう。
まとまった金額を資産運用するなら
一方で
こういった方にはベストの選択肢とは言い難いです。あくまでインデックス投資なので受身の資産運用であり、パフォーマンスはマーケット次第でリスクもそれなりにあるからです。
もっとリスクをコントロールして能動的に資産運用していくならヘッジファンドがおすすめです。
ヘッジファンドは最低投資金額1000万円以上のところが多く、いわゆる富裕層向けの投資とはなるのですが、パフォーマンスの高さは非常に魅力的です。
こちらが1999年12月末からのパフォーマンス比較です。
日経平均が+40%しか成長していないのに対して、ヘッジファンド指数は+500%と12.5倍もの成長を見せています。
非常に良いパフォーマンスを残しているからこそ、ヘッジファンドは世界中の富裕層から選ばれています。まとまった資金を資産運用するのであれば、富裕層向けのヘッジファンドがおすすめです。
おすすめのヘッジファンドは下のランキングで紹介していますので投資先をお探しの方はぜひ参考にしてみて下さい。