海外株投資といえば、今は米国株が圧倒的に主流ですね。
投資初心者の方でも「何となく米国株を買っておけば間違いないのではないか。」
こういったイメージを持たれている方も多いと思います。
ですが、熟練した投資家の中で、今もっとも注目されているのは中国株です。
私の投資仲間に聞いてみても、詳しい人ほど中国株に狙いをつけています。
そんな中国株の中で、どんな有望銘柄があるのか、なぜ中国株は上がるのか、検証してベストな投資方法を解説していきたいと思います。
他にもおすすめの資産運用については別記事で紹介していますので良ければ合わせてお読みください。
なぜ中国株は今後上がるのか?
見通しが明るい理由
中国株が今後上がると思われている理由は非常にシンプルです。それは、中国という国が今後、急激に経済成長していくと考えられているからです。
それもただ成長するだけではなく、2028年には米国を抜いて中国が世界No.1に躍り出ると予想されています。
2010年に中国が日本に追いついてからわずか10年で日本の3倍ほどまで急成長しており、その成長スピードには驚かされるばかりです。
このままいけば2028年に世界一位になるのは当然とも言えるでしょう。むしろ2028年よりも早まる可能性さえあります。
2028年には中国が世界No.1になるということで、これまでの米国株のような右肩上がりの成長を中国株に期待できるのです。
世界の著名ファンドマネージャーも投資する中国株
中国株は世界の超一流ファンドマネージャーからも注目を集めています。
運用総額17兆円を超える世界最大のヘッジファンド「ブリッジウォーターアソシエイツ」のファンドマネージャーであるレイダリオは今後中国の覇権が拡大していくと予想しています。
レイダリオはインタビュー(引用:日本経済新聞)の中で、中国が上昇していく理由を次のように述べています。
レイダリオ国の歳入が歳出を上回り、教育水準や生産性も向上している。国内の社会的秩序も落ち着いており、紛争も少ない。社会主義が資本主義よりも優れているといった議論をするつもりはない。ただ、米国の民主主義が試練に直面していることは確かだ。
レイダリオ私は紀元600年代の唐時代以降の中国の歴代王朝を研究した結果、中国人は歴史から教訓を得るのが得意だということを知った。皇帝や指導者の興隆は国の浮き沈みのサイクルの一舞台を担うのにすぎない。現在の習近平氏もサイクルの一つにいるわけだが、そのサイクルは国力の上昇傾向の段階にある。
米国は財政上のリスクや政治的なリスク、社会的なリスクを抱えて国力が弱体化している一方で、中国は国内の社会秩序が安定しているうえに教育水準や生産性も向上しています。
さらに、過去世界の大国に君臨してきた中国の歴史を鑑みても、今は国力上昇の段階にある、というのがレイダリオ氏の考えです。
レイダリオ氏は、今後は中国が覇権を握るという考えのもと、ヘッジファンドにおける中国株の比重を高め続けています。
世界のトップ、レイダリオ氏が重要視して投資してる中国株ですから期待せざるを得ませんね。いったいどんな銘柄があるのでしょうか。
中国株の有望銘柄おすすめランキング
中国株には期待できる有望銘柄がたくさんありますが、今回はその中から5銘柄を厳選しました。
これまで素晴らしい成長を遂げてきた銘柄です。では、早速見ていきましょう。
科大訊飛(アイフライテック)
出典:iFLYTEK
科大訊飛(アイフライテック)です。こちらは、ソフトウェアと半導体開発のほか、人工知能(AI)技術の研究を行っています。
具体的には音声認識や画像認識、音声合成や多言語処理などこれからの時代に必要とされる技術を研究開発しています。
これらの研究成果は、教育や医療、行政、スマートカーなど幅広い分野に活用されており、実績は十分です。
2022年の北京オリンピックでは自動翻訳機の公式サプライヤーも務めました。
これまでの株価の推移はこちらです。
なんと最高で約32倍ほどまで上昇しており、株価の成長の勢いは凄まじいです。100万円投資していたら3200万円になっていた計算です。
ずっと右肩上がりで成長しており引き続き期待できる銘柄となっています。
龍源電力集団(チャイナ・ロン・ユエンパワー)
龍源電力集団(チャイナ・ロン・ユエンパワー)は電力会社です。風力発電を中心に火力発電、地熱発電、太陽光発電、潮力発電、バイオマス発電などを手掛けています。
特に風力発電は龍源電力集団(チャイナ・ロン・ユエンパワー)の総発電能力の内9割を占めているほどの主力となっており世界的に見てもトップレベルの規模を誇っています。
中国国内だけではなく、カナダや南アフリカなどの海外にも風力発電設備を保有しています。
それでは、これまでの株価の推移を見てみましょう。
当初から見ると最高で約2倍ほどに上昇しています。成長はしていますが、驚くほどの勢いではないかもしれません。
しかしながら、2020年以降で見ると急成長しており最高4倍ほどまで伸びています。
近年の成長には目を見張るものがあり、まさにこれからが期待できる銘柄となっています。
騰訊控股(テンセント)
出典:Tencent HP
テンセントは言わずと知れた中国の超巨大IT企業です。中国版のLINEとも言えるWeChatやポータルサイトQQ.comの運営、さらにはゲームやスマホ決済、動画配信などを手掛けています。
WeChatの月間利用者は12億人を超えていますし、インスタントメッセンジャーの「QQ」モバイル版も5億人を超えています。オンラインゲームの配信でも世界最大手です。
まさに超巨大企業であり、投資している企業も1200社を超えていて、その内約100社が上場企業です。
さぁ、そんな騰訊控股(テンセント)のこれまでの株価の歩みはどうだったのでしょうか。
最高でなんと約885倍です。100万円投資していたら8億8500万円です。夢がありますよね。
とんでもない成長率です。騰訊控股(テンセント)はそれだけのことを成し遂げてきたのです。
今や中国を代表する企業ですが、引き続きの成長も期待できる銘柄となっています。
貴州茅台酒(グイジョウ・マオタイ)
貴州茅台酒(グイジョウ・マオタイ)はその名の通り、お酒を製造・販売する蒸留酒メーカーです。
白酒を代表する高級酒「茅台酒」はウイスキーやブランデーと並ぶ世界3大蒸留酒と言われています。
中国では国賓をもてなす際に提供される国酒としても知られており、1972年の日中国交正常化式典において当時の田中角栄首相と周恩来首相も茅台酒で乾杯しました。
さぁ、そんな歴史のある貴州茅台酒(グイジョウ・マオタイ)の株価はどのように推移してきたのでしょうか。
最高で約191倍の成長です。100万円投資していたら1億9100万円になっていた計算です。とんでもない成長率ですよね。
IT企業だけでなく、お酒という古くからあるメーカーでもこれだけの成長を遂げており中国市場には大きな可能性を感じざるを得ません。
貴州茅台酒(グイジョウ・マオタイ)は引き続き魅力的な銘柄となっています。
比亜迪(ビーワイディー)
比亜迪(ビーワイディ―)は電池と自動車のメーカーです。リチウムイオン電池では世界第3位、携帯電話用では世界第1位の規模を誇っています。
自動車事業には2003年に参入し、2011年にはドイツのメルセデス・ベンツグループと電気自動車開発で提携しています。
これまでの株価の推移はこちらです。
最高で約110倍まで成長しています。100万円かっていたら1億1000万円になっていた計算です。
そして、こちらの比亜迪(ビーワイディ―)はあのウォーレンバフェットが投資していることでも有名です。
バフェットの運用報告書を見てみるとしっかりと記載されています。
現在もバフェットは保有していますし、比亜迪(ビーワイディ―)は引き続き期待できる有望銘柄となっています。
中国株に投資するベストな運用方法とは?
一番お手軽な投資手法とは?
実際に中国株に投資するとなったらどのような方法で投資するのが一番良いでしょうか?
一番簡単な方法は、投資信託を買うことです。投資信託であれば誰でもお手軽に中国株に投資することができます。
しかし、中国株なら何でも儲かるという訳ではありません。中国株の中でも、当然良い銘柄、悪い銘柄はあります。
投資信託ですと広く浅く多くの銘柄に投資することになりますので、良い銘柄にも悪い銘柄にも投資することになります。悪くはありませんがベストな方法ではありません。
強くおすすめしたい運用手法はこちら!
やはり中国株に投資するなら個別銘柄がおすすめです。
ただ中国企業は、日本語の情報がほぼないので個人で銘柄選定をするのが限りなく難しいです。
そこで、おすすめしたいのがヘッジファンドを通して中国株に投資する手法です。
富裕層専門の資産運用サービス。専門性を活かして資産運用を行うプロフェッショナル集団のこと。
中国株を個人で選定するのは大変ですが、中国株専門のヘッジファンドに運用を依頼することで、プロのクオリティで資産運用することができます。
本来必要となる企業の調査時間を削減できますし、運用戦略や資金ボリュームの面でもメリットが大きいです。
中国専門のヘッジファンドについては別記事でも詳細を解説していますのでぜひ参考にしてみて下さい。