投資信託

【鎌倉投信】結い2101の評判は良い?悪い?投資先やチャートから投資価値を徹底評価

個人投資家にとって一番身近な資産運用と言えば投資信託です。

 

どの投資信託が良くてどの投資信託が悪いのかは気になる所ですよね。

 

本ブログでは各種投資信託の分析・評価を行っていますのでぜひ参考にしてみて下さい。今回は鎌倉投信の「結い2101」について解説していきたいと思います。

 

鎌倉投信の特徴とは

鎌倉投信の概要

鎌倉投信は2008年に設立された独立系投資信託の運用・販売会社です。

 

基本的な情報は次のようになっています。

 

会社名 鎌倉投信株式会社
代表 代表取締役社長 鎌田恭幸
設立 2008年11月5日
資本金 5億6,550万円(含準備金)
所在地 〒248-0005 神奈川県鎌倉市雪ノ下四丁目5-9

 

本社は名前の通り鎌倉にありますね。

 

続いて鎌倉投信の特徴である投資理念について見ていきましょう。

 

「いい会社」に投資する

鎌倉投信の経営理念はこちらです。

 

ありたい姿

調和を生む「和」の心を大切にし、「話」と出会い、「輪」がつながる、
こうした3つの「わ」が育まれる「場」としての運用会社でありたい。

出典:鎌倉投信HP

 

和の心を大切にして、投資家の経済的側面だけではなく社会との調和やひとびとが生き生きと生活できる社会づくりを目指しています。

 

この経営理念のもと販売しているファンドが結い2101です。

 

結い2101では「いい会社」に投資するという理念を全面的におしだしています。

 

結い2101の特徴

結い2101の運用方針

それでは、鎌倉投信のいう「いい会社」とはどんな会社でしょうか?

 

鎌倉投信の考える「いい会社」

ステークホルダーとの調和を図りながら成長する会社。短期的な利益のみを追求するのではなく社員やその家族、地域社会、取引先、株主等を大切にし、持続的で豊かな社会を醸成できる会社。

 

一般的に一番に会社に求められるものは利益ですが、鎌倉投信では短期的な利益ではなくステークホルダーを大切にし長期的に豊かな社会を実現できる風土が求められています。

 

近年広がりを見せているESG投資の考え方に近いと言えます。

 

この投資理念を聞いて

いいことをいう会社だ。理念に共感できる。

という人もいれば

鎌倉投信の言っていることはきれいごとなんじゃないか。利益を出さなきゃ意味がない。
投資信託である以上、利益を出すことを追求してい欲しい。

という人もいるでしょう。共感できるかどうかは人によって大きく変わってくると思います。

 

結い2101の手数料は高い?安い?

続いて結い2101の手数料はどうなっているでしょうか。鎌倉投信の唱える理念からすると何となく安い水準であることを期待してしまいます。

 

では、同じ独立系投資信託として有名なひふみ投信と比べてみましょう。

 

結い2101 ひふみ投信
購入時の手数料 なし なし
保有時の手数料 年1.1% 年1.078%
解約時の手数料 なし なし

 

両者とも購入時の手数料と解約時の手数料はありません。

 

保有時の手数料を比べると、結い2101が年1.1%、ひふみ投信が年1.078%のため若干結い2101の方が高いです。

 

ですがほとんど変わりませんので、結い2101の手数料は特に高くもなく安くもなく一般的な水準だと言えます。

 

投資先トップ10銘柄

続いて、具体的にどんな会社に投資しているのか組入れ上位10銘柄を見てみましょう。

 

会社名 純資産総額比 鎌倉投信の視点
SHOEI 1.3% 契約社員がやる気を出せる、いい会社
堀場製作所 1.3% 「はかる」を軸に技術発展を支える、いい会社
三洋化成工業 1.3% 人を中心にする匠な、いい会社
スノーピーク 1.3% アウトドア事業を通じて、地域の伝統技術を守る、いい会社
LITALICO 1.3% 障碍のない社会をつくる、いい会社
ソウルドアウト 1.3% デジタルマーケティングを通じて地方活性化に貢献する、いい会社
前田工繊 1.3% 地域社会とともに発展を目指す、いい会社
エフピコ 1.3% 障碍者がメインストリームで働く、いい会社
ピジョン 1.3% 「愛」を経営理念に掲げる、いい会社
KOA 1.2% 地球のことを真剣に考える、いい会社

 

 

一番右側の鎌倉投信の視点の欄を見て下さい。非常にユニークな内容となっていますね。一般的な投資信託では見られないコメントが並んでいます。

 

やはり、鎌倉投信の運用プロセスはユニークで、結い2101の投資銘柄の選定基準は「人」「共生」「匠」です。

 

「人」・・・優れた企業文化をもち、人財を活かす企業

「共生」・・・循環型社会を創る企業

「匠」・・・日本の匠な技術、感動的なサービスを提供する企業

 

先程の上位10銘柄を見ると、これらを基準に企業を選んでいることが確認できます。

 

普通に考えるとこういった選定基準は利益に直結しないように見えます。実際のこれまでの運用成績はどうだったのでしょうか。

 

結い2101の運用成績を徹底分析

結い2101のチャートの動き

結い2101のこれまでの基準価格のチャートを見てみましょう。

 

出典:結いだより

 

結い2101は2010年に設定されて以降、右肩上がりで成長し続けています。基準価格は10年間で2倍以上になっていますので年率7%程度はありそうです。

 

ただし、グラフだけでは分からない部分もあるので数字で詳細を分析していきましょう。

 

運用成績から見る結い2101の特徴とは?

結い2101の過去10年間の運用成績はこちらです。

 

1年 3年(年率) 5年(年率) 10年(年率)
トータルリターン 12.66% 2.85% 6.31% 7.56%
標準偏差 8.09 10.96 8.78 9.31
シャープレシオ 1.57 0.26 0.72 0.81

 

結い2101は長期投資を志すファンドですので10年(年率)を見てみましょう。

 

トータルリターンは7.56%となっており、あまり振るわない運用成績となっています。原因はやはり利益に直結しないような選定基準だと思います。

 

さらに、標準偏差とシャープレシオを見てみましょう。

 

標準偏差・・・平均からのばらつき。数字が大きいとリスクが大きく、数字が小さいとリスクが小さい。

シャープレシオ・・・リスクに対するリターンの割合。数字が大きいと運用効率が良い。1を超えると優秀とされる。

 

標準偏差は9.31とそこまで大きい訳ではないですが、シャープレシオは0.81と1を下回っており運用効率が悪いことが分かります。

 

つまり、結い2101はローリスクではあるのですが、リターンはローリターンどころかローローリターンというようなファンドです。

 

TOPIXと比較する

リターンが小さいのでかなり投資魅力は薄いですが、日本の株式市場を代表する株価指数TOPIXとも比較しておきましょう。

 

出典:モーニングスター株式会社

 

ここ3年間の推移では、結い2101はTOPIXにわずかに負けています。そして、手数料などの費用も考慮するとより大きく負けていることになります。

 

やはりリターンがあまり出ていませんので、資産形成という観点から見るとわざわざ結い2101に投資する意味はないと思います。

 

結論

結い2101をおすすめできる人

結い2101についてのまとめはこちらです。

 

  • 結い2101は「いい会社」に投資する
  • いい会社とは利益を追い求めるだけではなく、ステークホルダーと調和を図れて成長していける企業を指す
  • 手数料は特に高くも安くもなく一般的な水準
  • 報告書などの資料の造りは非常にユニーク
  • 受益者総会を開くなど顧客との関係性も重要視している
  • 安定はしているがリターンはあまりない

 

ハッキリ言うと一般的に資産運用をする目的は資産を増やすことだと思いますので、普通の人がわざわざ結い2101を選ぶ理由はないと思います。

 

ただし、非常にユニークな商品を展開していることは間違いないので、「強く鎌倉投信の理念に共感した!」という人にはおすすめです。

 

結い2101が合わない人には

資産を増やしたいのであれば他に優良ファンドはあります。

 

私が数十個のファンドを分析した結果、個人投資家向けのファンドをランキングにしていますのでぜひそちらを参考にしてみて下さい。

 

投資先をお探しの方は下記のファンドランキングをご確認頂ければ幸いです。

 

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