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野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)の評判・評価や分配金はどう?今後どうなる?掲示板の口コミと合わせて解説

野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)が今後くるって聞いたんだけど実際どうなんだろう?

 

野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)は確かに勢いのある投資信託ですが、過去の運用成績が良いからといって今後も成績がいいとは限りません。

 

むしろ投資してはダメな可能性まであります。本記事では、投信の内容を解説するとともに今後どうなるかについても分析していきます。

 

投資先として野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)をおすすめされて悩んでいる方はぜひ参考にしてみて下さい。

 

また、他の投資信託についても別記事で解説していますので良ければそちらも参考にしてみて下さい。

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野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)の特徴とは

野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)の運用戦略とは

まずは、この投資信託がどのような運用を行うのかについて見ていきましょう。

 

野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)は名前の通り、世界各国の半導体関連の株式に投資します。

 

想像しやすいと思いますが、半導体市場はここ数十年ですさまじいスピードで成長してきました。

 

出典:野村アセットマネジメント

 

1990年の市場規模から考えると2030年には約22倍に成長すると考えれています。

 

この大きな成長にのって投資をしていこうというのが基本コンセプトとなります。

 

ファンドマネージャーは誰?

最近は投資信託でもファンドマネージャーを公開しているファンドが増えてきました。

 

野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)でもファンドマネージャーを公開しており加藤明氏が務めています。

 

日系運用会社を経て、2021年に野村アセットマネジメント入社。グローバル株式のポートフォリオマネージャーとして米国の成長株を中心に10年以上の運用経験を有する。博士号(工学)取得。

出典:野村アセットマネジメント

 

経歴を見ても詳細はよくわかりませんが、いずれにせよ投資信託においても顔の見える運用が増えてきたのは良いことだと思います。

 

匿名ではなく名前と顔を出して運用を行うことで、ファンドマネージャーも責任感と使命感を持って運用に取り組むことができます。

 

続いて、野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)の評判について確認していきましょう。

 

野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)の評判は良い?悪い?

世間からの評価や評判をチェック

野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)は世間からどのような評判を受けているのでしょうか。

 

調べてみるとR&Iファンド大賞を3年連続で受賞しています。

 

  • R&Iファンド大賞 2024 投資信託 テクノロジー関連外国株式部門 最優秀ファンド賞
  • R&Iファンド大賞 2023 投資信託 テクノロジー関連外国株式部門 優秀ファンド賞
  • R&Iファンド大賞 2022 投資信託 テクノロジー関連外国株式部門 最優秀ファンド賞

 

最優秀ファンド賞や優秀ファンド賞を連続で受賞しており、野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)の世間からの評判は良いと言えます。

 

掲示板での口コミや評判をチェック

次は実際に投資している人の口コミを確認するために、掲示板での評判をみていきましょう。

 

Yahoo掲示板を確認すると次のような口コミが見られました。

 

出典:Yahooファイナンス

 

値下がりが続いているからか弱気になっているコメントですね。投資先が半導体に絞られているため業界そのものが調子悪いと中々厳しい状況になってしまうようです。

 

出典:Yahooファイナンス

 

こちらもパフォーマンスの不振に対する口コミですね。やはりあるテーマへの集中投資は良い時もあれば悪い時もあるという投資になってしまいがちです。

 

出典:Yahooファイナンス

 

こちらの口コミが野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)に投資する際のベストなメンタルと言えるかもしれませんね。

 

やはり、テーマ型投信は投資先が絞られている分、値動きが大きくリスクが大きいです。投資するのであればこのリスクを受け入れる覚悟が必要だと言えるでしょう。

 

管理人 武田
管理人 武田
この投資信託なら絶対上がるはず!といった気持ちで投資するのはちょっと違うかもしれませんね!

 

野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)の手数料は高いのか?

次は、手数料水準についても確認しておきましょう。

 

野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)は半導体関連に投資するアクティブファンドです。似たようなカテゴリーのアクティブファンドと手数料を比較してみましょう。

 

半導体関連 世界株式戦略ファンド 世界半導体関連フォーカスファンド 野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)
購入時手数料 最大3.3% 最大3.3% 最大3.3%
信託報酬(実質) 年率1.728% 年率1.948% 年率1.65%
解約手数料 なし なし 0.3%

 

購入時手数料はすべて同じですね。

 

信託報酬は野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)が一番安くなっている一方で、解約手数料は野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)が一番高くなっています。

 

まとめると、野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)は半導体関連投信の中で逸脱した水準ではなく、一般的な水準だと言えそうです

 

野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)の構成銘柄トップ10

では、実際にどのような銘柄に投資しているのか組入れ銘柄を見ていきましょう。

 

投資先の上位10銘柄はこちらです。

 

(2024年6月28日時点)

銘柄 国・地域 業種 比率
NVIDIA CORP アメリカ 半導体 29.2%
BROADCOM INC アメリカ 半導体 12.2%
TAIWAN SEMICONDUCTOR 台湾 半導体 10.2%
QUALCOMM INC アメリカ 半導体 5.6%
APPLIED MATERIALS アメリカ 半導体素材・装置 5.5%
MICRON TECHNOLOGY アメリカ 半導体 4.8%
KLA CORP アメリカ 半導体素材・装置 4.4%
SK HYNIX INC 韓国 半導体 3.8%
MARVELL TECHNOLOGY INC アメリカ 半導体 3.8%
ASM INTERNATIONAL NV オランダ 半導体素材・装置 3.6%

組入れ銘柄数:24

 

特に再度コメントするまでもありませんが、運用戦略通り半導体関連の世界的企業に投資する構成となっています。

 

そして、銘柄数が24というのは投資信託の中でかなり少ないです。分散投資というよりは本当に半導体関連企業に集中投資する構成となっています。

 

その証拠に1位のエヌビディアの比率が29%というのはかなり大きいですよね。

 

この構成はリスクが大きく、良い時は良いが悪い時は悪いという運用になるのは必然だと言えます。

 

野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)のこれまでの運用成績とは

設定来の運用成績

では、このような運用を行った結果、運用成績はどうなっているのか見てみましょう。

 

設定来の運用成績はこちらです。

 

出典:月次レポート

 

基準価格(分配金再投資基準)で見てみると、10,00の指数が270,000を超えており、とんでもない成長を見せていますね。

 

管理人 武田
管理人 武田
正直あまり見たことないレベルで成長しています。

 

マーケットと比較してみる

ただ赤い線のベンチマーク(MSCI All Country World Semiconductors & Semiconductor Equipment)と比較してみると、どうでしょうか。大幅に負けていることが分かります。

 

数値で見てみると結果はこちらです。

 

6か月 1年 3年 設定来
ファンド 74.9% 103.1% 216.7% 2646.7%
ベンチマーク 79.3% 105.8% 212.0% 3250.8%

 

設定来で見るとベンチマークが大きく勝ち越しています。

 

つまり、野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)の運用が素晴らしかったというよりも半導体業界がめちゃくちゃ成長した結果、投信も利益が出ていると言えます。

 

このように特定の業界の銘柄に集中投資をするだけならわざわざ高い手数料を払って投資信託を選ぶ意味はないかなと思います。

 

もっと手数料が安いインデックスファンドを選んでもいいですし、どうせリスクをとるなら自分で半導体関連銘柄に投資してもいいと思います。

 

管理人 武田
管理人 武田
せっかくファンドに投資をするならリスクが低いものを選ぶべきだと思います!大きなリスクをとりたいならわざわざ高い手数料を払ってファンドを選ばなくても自分で直接投資すればいいと思います!

 

野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)の今後の見通しは?

最後に、野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)が今後どうなるのか検討してみましょう。

 

野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)がこれまで高い成長を見せてきたのは紛れもない事実です。

 

ですが、株価がすでに上昇しすぎており高値掴みになる可能性もあります。そこで、PERをチェックしてみましょう。

 

PERとは?

株価の割安度を測る指標。数値が大きければ割高で小さければ割安を示す。「株価÷一株当たり純利益」のこと。

 

構成銘柄トップ3でファンドの50%ほどになるので、それらのPERを見てみましょう。

 

NVIDIA CORP 73.89
BROADCOM INC 73.01
TAIWAN SEMICONDUCTOR 36.12

 

一般的にS&P500の過去平均PERは15程度と言われています。エヌビディアは平均の5倍近くの値段をつけているわけですね。

 

つまり、エヌビディアの株が明日80%下落したとしても理論的には適正な株価の範囲だと言えます。

 

ここまで極端なことは起きにくいとは思いますが、今現在、半導体関連銘柄の株価が高すぎるのは紛れもない事実です。

 

今後、野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)がさらに上がると期待して投資するのは大変危険です。とてもではないですがおすすめできません。

 

管理人 武田
管理人 武田
株価がすでに大きく値上がりしすぎており、リスクが大きいです。

 

安定的な運用をしたい人には違う運用がおすすめです。

 

個人的に分析した結果、優良ファンドは下記ランキングでまとめていますので投資先をお探しの方はそちらもチェックしてみて下さい。

 

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