ヘッジファンドで資産運用しようと思った時、次に悩むのが「どのヘッジファンドを選べばいいの?」ということですよね。
ヘッジファンドと一括りにされていますが実際には数多くの種類がありそれぞれ特性が異なります。
富裕層専門の資産運用サービス。欧米の富裕層に好まれ選ばれている。最近日本でも個人投資家向けのヘッジファンドが登場してきた。
本記事では、日本のヘッジファンド20社以上を比較検討し、その中でも失敗しにくいヘッジファンドを厳選しランキングでご紹介します。
失敗しない日本のヘッジファンドランキング
第1位 BMキャピタル
運用プラン | 資産を守ることを投資哲学としており理想の運用プラン |
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損失のリスク | 年間を通してマイナスになったことはなくリスクは極めて小さい |
特徴 | 東大卒・外銀出身のファンドマネージャーが率いる少数精鋭ファンド |
✔年間マイナス0回
✔運用利回り10%以上
✔東大卒・外銀出身のファンドマネージャー
年間マイナス0回
BMキャピタルの特徴は何といってもマイナスになった年が0回ということです。資産運用でマイナスを出さないことは、実は大きく利益を出すことよりも大変です。
しかし、BMキャピタルでは年間マイナス0回を実現しています。しかも2013年から運用を始めていますので、11年以上もプラスを維持し続けているのです。
この安定感は他のヘッジファンドにはない大きな強みとなっています。
運用利回り10%以上
そして、マイナスを出さないだけではなく創業して以降、平均利回り10%以上と高いレベルで利益を出し続けています。
「マイナスを出さずに利益を積み重ねる」
資産運用で誰もがやりたいことを実現しているのがBMキャピタルです。
東大卒・外銀出身のファンドマネージャー
これを実現できている理由はBMキャピタルの優秀なファンドマネージャーにあります。東京大学卒業後、英国投資銀行バークレイズで経験を積んだ金融エリートがファンドマネージャーを務めています。
社員も東大や京大卒といったエリートが数多く在籍しており、優秀な少数精鋭のチームだからこそ素晴らしいパフォーマンスを実現できるのだと思います。
安定的に資産運用したい方には、BMキャピタルが本当におすすめです。気になる方はぜひBMキャピタルの公式ホームページから問い合わせてみて下さい。
第2位 オリエントマネジメント
運用プラン | 世界No.1の経済大国となる中国に投資し+100%~以上の利益を追求 |
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損失のリスク | ハイリターンが狙えるが割安株を厳選して投資するためリスクも低い |
特徴 | 新興国投資で年率100%以上を記録したファンドマネージャーが率いる |
✔新興国投資で年率100%~以上の実績
✔世界No.1となる中国への投資でハイリターンを追求
✔割安株を厳選するためリスクも低く良いとこどり
ファンドマネージャーは新興国投資で年率換算+100%~以上の実績
オリエントマネジメントを率いるのは、先進国投資及び新興国投資で確かな実績を残したファンドマネージャーです。
(オリエントマネジメント公式HPより抜粋)
先進国ファンドで年率換算+16%、新興国ファンドで年率換算+114%という驚愕の運用実績を残しています。
これだけ成功経験豊富なファンドマネージャーが次に来るのは中国だと狙いを絞っているだけでも期待してしまいますね。
2028年までに米国を抜き中国は世界No.1の経済大国へ
そして、中国は2000年代以降の経済成長がすさまじく今や世界第2位の経済大国です。
ですが、まだまだその勢いは衰えておらず、2028年には米国を抜き世界No.1の経済大国になると言われています。
こちらのGDPの推移を見ても、2000年代以降の中国の伸びはすさまじいですよね。
このGDPの急成長に合わせて、株式市場も急成長していくはずです。この株価の急激な伸びを捉えることで+100%~以上といったハイリターンを追求できるのが大きな魅力です。
ハイリターンが狙える投資でありながらリスクも低く良いとこどり
中国はこれだけ経済が成長していながら、株価はまださほど上昇しておらず安い価格にとどまっています。つまり、今が絶好の仕込み時です。
まず先程のGDPの成長を確認しておきましょう。
2010年から考えると、2021年には+180%、2031年(予想)には+530%と爆発的に成長していくことが見込まれています。
一方で、株式市場はどうなっているでしょうか。上海総合指数を見てみましょう。
このように2010年からわずか7%ほどしか成長していません。中国株の株価は依然として安いままなのです。
2010年からの上海総合指数の伸びとGDPの成長を比較してみましょう。
GDPの成長に対して、株価がまだまだ上昇しておらず安いままなのが一目瞭然ですね。
中国株投資は数年後に数倍のリターンが見込める、超高利回りな投資なのです。
それでいながら、中国株は現在はまだ株価が割安なため下落するリスクも低いです。
ただし、リスクが低いのはまだ株価が上がっていない今だけです。投資先をお探しの方はぜひぜひ早めにオリエントマネジメントに問い合わせてみて下さい。
第3位 ストラテジックキャピタル
運用プラン | バリュー株に投資を行うアクティビストファンド |
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損失のリスク | バリュー株に投資しており比較的リスクは小さい |
特徴 | 村上ファンドを立ち上げた代表が率いる正統派アクティビストファンド |
✔代表者は村上ファンド設立者
✔正統派アクティビストファンド
✔投資先情報を詳細に公開
代表者は村上ファンド設立者
ストラテジックキャピタルの代表者は、なんとあの村上ファンドの設立者です。東大卒業後、野村證券に入社し、後の村上ファンドとなるM&Aコンサルティングを立ち上げています。
正統派アクティビストファンド
日本初のアクティビストファンドと言える村上ファンドで培った経験もあり、まさにストラテジックキャピタルは正統派アクティビストファンドです。
バリュー株に投資を行い、モノ言う株主として積極的に働きかけていきます。中長期で見れば安定性が高い運用だと言えます。
投資先情報を詳細に公開
そして、ストラテジックキャピタルでは投資先の情報が詳細に公開されています。投資先銘柄や株主提案の内容も細かく提示されています。
出資したお金がどこの銘柄に投資されているかは明白なので安心して運用を任せることができます。
ストラテジックキャピタルで運用されたい方は、ストラテジックキャピタルの直接募集ではなく、テネオ・パートナーズが販売会社となっておりそちらに問い合わせる形となりますのでご注意ください。
第4位 ニュー・アルフェックスロングショートファンド
運用プラン | 中小型株から大型株まで対象としたロング・ショート運用 |
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損失のリスク | ロングとショートを組み合わせる戦略のためリスクは比較的小さい |
特徴 | 多数のファンドを取り扱うベイビューアセットマネジメントが展開 |
✔絶対利益を追求するロング・ショート運用
✔6年半でシャープレシオ1.39
✔ベイビューアセットマネジメントが展開
絶対利益を追求するロング・ショート運用
どんな相場でも利益を追求するために、ロング・ショート運用が採用されています。株の「買い」と「売り」を組み合わせることであらゆるマーケット環境に対応することを目指しています。
一般的な投資信託では「買い」のみのことが多いのでヘッジファンドの強みを活かした運用戦略となっています。
6年半でシャープレシオ1.39
ニュー・アルフェックスロングショートファンドは6年半でシャープレシオ1.39という素晴らしいパフォーマンスを残しています。中々分かり辛いかもしれませんが、シャープレシオはリスクに対してどれだけリターンが出たかを示しています。
1を超えると取っているリスクよりも得られているリターンの方が大きいという意味ですので、1.39は安定運用で良いリターンを得られている証拠です。
ただ単純に利回りが良いファンドよりも、シャープレシオが良いニュー・アルフェックスロングショートファンドには安心して運用を任せることができます。
ベイビューアセットマネジメントが展開
こちらのニュー・アルフェックスロングショートファンドはベイビューアセットマネジメントが展開しています。
ベイビューでは公募・私募問わずたくさんのファンドが販売されています。私募ファンドでは直接詳細説明を聞く必要があるのでそれがめんどうだという方はぜひ公募ファンドも検討してみて下さい。
ヘッジファンドと投資信託の違い
ここまで、おすすめのヘッジファンドについて見てきました。続いて「ヘッジファンドって何がスゴイの?」という方のためにヘッジファンドの魅力を解説していきます。
まずは、投資信託との違いから確認しておきましょう。
ヘッジファンドと投資信託のファンドマネージャー
投資信託のファンドマネージャーは、投資信託の運用会社に入社したサラリーマンが務めます。
日本の投資信託を運用する会社は大手ばかりですので社内ルールや条件が厳しく決まっており、ファンドマネージャーにあまり大きな裁量はありません。
そのため、投資信託のファンドマネージャーは経験の浅い若手社員が務めることも多いです。
一方でヘッジファンドは各種金融機関で活躍してきたファンドマネージャーが独立して始めます。
ヘッジファンドのファンドマネージャーは、資産運用の能力が優れているからこそ会社を辞めて自分のファンドを始めるわけです。
ファンドマネージャーの違い
- 投資信託
「経験の浅い若手社員」
「独立せず会社に残ることを選択したサラリーマンファンドマネージャー」 - ヘッジファンド
「自分の腕に自信があり会社を辞めて独立しているファンドマネージャー」
あなたらならどちらに大切な資産運用を任せたいですか?
投資信託を信じてはいけない!驚愕の理由とは
そもそもヘッジファンドと投資信託には設計的に大きな違いがあります。
少し衝撃的な内容かもしれませんが、作られている目的が全く違うのです。
結論から言いいますね。
投資信託は「投資家に売るために作られている」
→金融機関のための商品
ヘッジファンドは「投資家の資産を増やすために作られている」
→投資家とヘッジファンドのための商品
投資信託が金融機関のための商品でヘッジファンドが投資家とヘッジファンドのための商品であることは、手数料の構造を見ればわかります。
ファンドにもよりますが、投資信託やヘッジファンドには基本的に3つの手数料があります。
そして、主な収入となる手数料はそれぞれ異なりますし、運用成果に連動するかも異なります。
手数料 | 投資信託 | ヘッジファンド | ||
メイン/サブ | 運用成果との連動 | メイン/サブ | 運用成果との連動 | |
購入時の手数料 | メイン | しない | サブ | しない |
運用中の手数料 | サブ | 連動しない | メイン | 連動する |
解約時の手数料 | サブ | しない | サブ | しない |
投資信託のメインとなる手数料は購入時の手数料であり、運用中の手数料は運用成果に連動しません。
つまり、金融機関にとっては投資信託は投資家に売れさえすればよく、あとは運用が失敗しようと一向にかまわないわけです。
一方で、ヘッジファンドのメインとなる手数料は運用成果に連動した報酬であるため、投資家の資産を増やすことがヘッジファンドの利益にも直結します。だからこそ、投資家の資産を増やすために全力を尽くすのです。
金融機関は購入時手数料を得るために投資家に頻繁に投資信託を売買させてきました。その結果、その売買を促す行為は回転売買であり投資家のためにならないとして金融庁からお叱りを受けています。
ヘッジファンドでは投資家の資産を増やすことがヘッジファンドの利益とも一致します。変なごまかしなどなく両者が純粋に投資家の資産増大を目指していける点が非常に良いですよね。
ヘッジファンドには成果報酬があるので逆に安心できますよね。「投資家の資産が増える」=「ヘッジファンドの報酬も増える」ですので信頼して資産を預けることができます。
ヘッジファンドはなぜ富裕層に選ばれているのか?
米国におけるヘッジファンドの立ち位置
日本では、ヘッジファンドをあまり知らないという方も多いと思います。
ですが、金融先進国である欧米では、ヘッジファンドは優秀な運用手段として当然のように認知されています。
例えば、ハーバード大学基金の運用でも33%がヘッジファンドでの運用となっています。
このように、ヘッジファンドは米国の超名門ハーバード大学にも選ばれる有効な資産運用なのです。
ヘッジファンドの資産残高の推移
ヘッジファンドは以前からずっと人気ですが、その運用資産は拡大し続けています。
2010年以降の運用資産残高の推移を見てみましょう。
出典:Pregin
2010年以降、ヘッジファンドの運用資産残高は増大し続け、2025年までの予想でも増え続けると見込まれています。
世界の資産運用においてヘッジファンドは確たる地位を得ているのです。
人気を集めるヘッジファンドの運用成績
これだけヘッジファンドが人気があるのには当然理由があります。過去の運用成績を見てみましょう。
ヘッジファンド全体の成績を表す指数として「Eurekahedge Hedge Fund Index」があります。
これと日本株の代表的な株価指数「日経平均」を比べてみましょう。
1999年末から、日経平均は40%しか成長していないのに対して、ヘッジファンド指数は+500%と大きく成長しています。
ヘッジファンドは日経平均の12倍以上のパフォーマンスをたたき出しており、いかに優秀かが分かりますね。
ヘッジファンドを選ぶ際の注意ポイント
それでは、ヘッジファンドを具体的に選ぶ際に何か気を付けた方が良い点はあるでしょうか。
選ぶ際に個人的に確認してほしい点は3点です。
- ファンドマネージャーの経歴
- 過去の運用成績が安定しているか
- 解約がしやすいかどうか
ファンドマネージャーの経歴
ヘッジファンドですべてを判断するのはファンドマネージャーです。ヘッジファンドが上手くいくかどうかはファンドマネージャー次第といっても過言ではありません。
ファンドマネージャーの学歴や職歴はもちろんのこと、どういう理念で運用しているのか、どういう性格なのか、何を大切にしているのか、出来る限りチェックするようにして下さい。
投資の神様ウォーレン・バフェットも若い時に購入したオマハの家に60年以上住み続けています。成功するためにはやっぱり堅実な姿勢が重要なんですね。
過去の運用成績が安定しているか
値動きが大きい資産運用はリスクが高いです。一時的に大きな利益が出ても、大きくマイナスとなる可能性も高いです。そうなると運用を止めざるを得ません。
資産運用で大切なのはできるだけ長く運用し続けることだと思います。長く運用していれば自然と良い結果もついてくるはずです。
そのためにはやはり安定した資産運用が重要です。
値動きが小さければ小さいほどリスクが少なく安定している運用だと言えます。
解約がしやすいかどうか
意外かもしれませんが解約のしやすさも重要です。何かあった時に資金を引き出せないと困ってしまいますし、意外とそういうことはあります。
ファンドによっては、1年から~3年引き出せないファンドや、条件によっては解約時に大きな手数料がかかるファンドもあります。
必ず解約に関する条件は確認するようにしましょう。
1年~3年も資金がロックされてしまうのはかなりリスクが高いので私なら選びません。
初めてのヘッジファンドQ&A
初めてヘッジファンドを検討する方向けによくある質問もご紹介しておきます。ぜひ参考にしてみて下さい。
Qヘッジファンドはハイリスク?
ハイリスクなのは一部のヘッジファンドだけです。過去に大きなレバレッジをかけて破たんしたヘッジファンドがありましたが、基本的にはきちんとリスク管理が行われています。
レバレッジをかけているヘッジファンドは選ばない方が賢明です。
Qヘッジファンドで運用するのに特別な条件はある?
それぞれのヘッジファンドで独自の基準があります。投資信託のように一方的に買えるものではないため、あくまでヘッジファンドと投資家が合意しないと契約には至りません。
ただ、一概には言えませんが、ヘッジファンドが投資家を募集中なのであれば基本的には受け入れてもらえると思います。
Q最低出資金額は?
1,000万円ほどのところが多いです。ヘッジファンドは私募での募集となっており、少人数からまとまった金額の資金を集めて高品質なサービスを提供するのが基本です。
一部、100万円といった小額から受け付けてくれる所もありますが、運用内容の質に疑問が残りますので選ばない方が無難です。
Q紹介がなくても大丈夫?
一般的には既存客に紹介してもらうのが普通です。ですが、ヘッジファンドに直接依頼すれば面談を設定してくれますので紹介がなくても大丈夫です。
ヘッジファンドのホームページからアポイントは取れますので、気になったら気軽に問い合わせてみましょう。
ヘッジファンドランキング番外編
最後にご紹介するのはヘッジファンドランキングの番外編です。
ヘッジファンドが上手くいくか失敗するか運命を決めるのはファンドマネージャーです。運用を成功させたファンドマネージャーは創造を遥かに超える成功報酬を得ています。
では、彼らはいったいどれくらいお金持ちなのでしょうか。気になるファンドマネージャーの長者番付ランキングをご紹介します。
その優秀さを見ると、どうしてもヘッジファンドで運用したくなってきますね!
第1位 ウォーレンバフェット
◆資産額:10兆5600億円
◆長者番付6位
◆オマハの賢人として知られる
◆世界最高の投資家
◆バークシャー・ハサウェイを経営
第2位 ジム・シモンズ
◆資産額:2兆7060億円
◆長者番付68位
◆クオンツ・ファンドのルネッサンステクノロジーズを創業
◆大学の数学科の教授や戦時中は暗号解読者を務めるほどの数学者
◆「最も賢い億万長者」と称される
第3位 スティーブン・シュワルツマン
◆資産額:2兆4090億円
◆長者番付79位
◆世界最大のPEファンド「ブラックストーン・グループ」の共同創業者
◆イェール大学時代はジョージ・ブッシュ元大統領と学友
◆トランプ政権時代には大統領戦略政策フォーラムの議長も務める
第4位 アビー・ジョンソン
◆資産額:2兆2990億円
◆長者番付85位
◆米国を代表する投資会社フィデリティ・インベストメンツの会長兼CEO
◆「世界で最も影響力のある女性100人」に7年連続で選出
◆フィデリティは祖父のエドワードC・ジョンソンが設立
第5位 レイ・ダリオ
◆資産額:2兆2330億円
◆長者番付88位
◆世界最大のヘッジファンド「ブリッジウォーター・アソシエイツ」の創業者
◆16兆円以上を運用しヘッジファンド界の帝王と呼ばれる
◆2008年のリーマンショック時においてもプラスの運用成績
輝かしい経歴、素晴らしい経歴の方ばかりで、どうしても違う世界の話に思えてしまいますね。ですが、ヘッジファンドで資産運用することでこういった超優秀なファンドマネージャーの力を借りることができるのです。
資産運用するならヘッジファンドの力を借りない手はありません。日本にも優秀なファンドマネージャーはいますのでぜひヘッジファンドでの運用を検討してみて下さい。