海外の富裕層の間では資産運用するとなると優秀なファンドマネージャーを探して委託するのが主流です。
一方、日本では銀行預金・株式・不動産などが一般的でしたが、最近は日本でも個人投資家の味方としてヘッジファンドが人気を博しています。
ヘッジファンドが注目を集めているのはその利回りや卓越した運用手法です!いったいどれくらいの運用成績を収めているのでしょうか。
海外と日本の有名ヘッジファンドの利回りを比較していきます!
日本のヘッジファンドの選び方については別記事でも紹介していますので良ければそちらもご覧下さい。
海外の伝説的ヘッジファンドの利回り
まずは誰もが知っている超超有名なレジェンドヘッジファンドから見ていきましょう。
バークシャーハサウェイ
「オマハの賢人」と呼ばれるウォーレンバフェット率いるバークシャーハサウェイです。
こちらのヘッジファンドは安定性と利回りが桁外れです。なんと1965年~2020年の56年間で年利平均20%を達成しています。
年利20%という数字だけでも素晴らしいですが、それを56年間ですよ!本当にありえません!!
単純計算で1965年に100万円を預けていたとしたら、2020年には271億円になってしまう計算です。まるでおとぎ話用のような偉業ですね。これが現実の話なのですから驚きです。
【バークシャーハサウェイ】
ファンドマネージャー:ウォーレンバフェット
1965-2020年の56年間で年利平均20%
クォンタムファンド
続いてジョージ・ソロスが率いるクォンタムファンドです。こちらは1973年からの10年間で40倍以上のリターンを出したと言われています。
100万円がたった10年で4000万円以上になってしまうのですから驚異的なリターンですね。
ジョージ・ソロスは2000年に一度引退しましたが、それまでの運用成績は1969年~2000年の32年間で年利平均31%です。
とにかくハイリターンのイメージがあるジョージソロスですが、短期の成績だけではなく長期で見ても素晴らしい運用成果を残しているのです。
【クォンタムファンド】
ファンドマネージャー:ジョージソロス
1969-2020年の32年間で年利平均31%
世界トップ5のヘッジファンド利回り2020
レジェンドヘッジファンドはすごすぎるものがありましたが、では現在世界で活躍しているヘッジファンドはどのような運用成績を残しているのでしょうか。
世界で運用資産額TOP5のヘッジファンドについて、2020年の成績を見ていきましょう。
順位 | ヘッジファンド | 運用資産額 | 2020年利回り |
1位 | ブリッジウォーターアソシエイツ | 10兆8809億円 | -25.1% |
2位 | ルネッサンステクノロジーズ | 7兆7000億円 | +2.9% |
3位 | マングループ | 6兆8530億円 | +0.5% |
4位 | ミレニアムマネジメント | 4兆8303億円 | +13.2% |
5位 | エリオットマネジメント | 4兆6200億円 | +11.2% |
5位 | ブラックロック | 4兆3897億円 | +21.3% |
(2020/6/30時点)
世界No.1のヘッジファンド、ブリッジウォーターアソシエイツはコロナショックの影響もあり資産を20%以上減らしていますが、他のヘッジファンドは全てプラスを維持しており素晴らしい運用成績となっています。
全てのヘッジファンドが4兆円以上の資金を運用していますが、何兆円もの資金を調達できるのは、海外ヘッジファンドのこれまでの運用成績が素晴らしく人気を集めている何よりの証拠です。
海外ヘッジファンドは歴史も古く素晴らしいファンドが多いですが、日本のヘッジファンドも負けてはいません。
続いて日本の優秀なヘッジファンドをチェックしていきましょう。
日本のヘッジファンドの利回り比較
BMキャピタル
✔年利平均10%以上
✔マイナスになった年0回の超安定運用
日本で個人投資家に大人気のヘッジファンドととしてまず名前が上がるのがこちらの「BMキャピタル」です。
安定運用を売りに何とマイナスになった年が1回もないという素晴らしい運用実績を残しています。ハッキリ言って資産運用では大きなプラスを出すよりもマイナスを出さないことの方が大変ですし、重要です。
それでいて年利平均10%以上の運用成績を達成していますので運用先として申し分ないヘッジファンドとなっています。
詳細は別記事でも記載していますので良ければそちらもご一読ください。
BMキャピタルはヘッジファンドでの運用を始めたい全ての方におすすめです。
ストラテジックキャピタル
✔年利平均17%
✔日本を代表するアクティビストファンド
ストラテジックキャピタルでは元村上ファンドの創業者が代表者を務めています。
年利平均も17%と素晴らしい運用成績を残しており、モノ言う株主として積極的に情報を発信していく正統派アクティビストファンドです。ただ、マイナスになった年もありますのでそこはご注意ください。
ストラテジックキャピタルの詳細については別記事でも述べていますのでそちらも合わせてご覧ください。
また、株主提案などの詳細情報も専用サイトで公開してくれていますので、アクティビストファンドにチャレンジしたい人に特におすすめです。
ヘッジファンド証券
✔年利平均11%
✔解約チャンスは月1回
ヘッジファンド証券はその名の通りヘッジファンドを専門に取り扱う証券会社です。商品数が多い訳ではありませんが、解約の機会が月に1回あり解約しやすいのが特徴です。
急に現金が必要になった時に割とすぐに解約できるのは嬉しいですよね。現在紹介しているヘッジファンドはマイナスの年もありますが平均すると年利11%となっており実績も十分です。
流動性の高いヘッジファンドに投資したい人におすすめです。
ヘッジファンドダイレクト
✔海外ヘッジファンドを紹介する投資助言会社
✔年利例:ヘッジファンドA(17.7%),B(10.7%),C(5.7%)
ヘッジファンドダイレクトは海外のヘッジファンドを紹介する投資助言会社です。
海外のヘッジファンドに容易に投資できるのはメリットですが、投資先のヘッジファンドに加えてヘッジファンドダイレクトにも二重で手数料を支払わなければいけないのがデメリットです。
また、英語での契約手続きが大変な点や、ドル建てでの出資になるため為替リスクも負ってしまうのが難点です。
そして、実際に訪問して確かめた詳細については下記の記事で解説していますのでぜひそちらも合わせて読みください。
初心者にはハードルが高いですが、どうしても海外のヘッジファンドで資産運用したいという人におすすめです。
失敗しないヘッジファンドの選び方
海外、日本共に数多くのヘッジファンドが活躍していることが分かりましたね!
ヘッジファンドの素晴らしい運用実績を支えているのはファンドマネージャーのたゆまぬ努力に他なりません。
ヘッジファンドごとに運用戦略や特徴は異なります。ただただ、利回りが高いファンドを選べばいいという訳ではありません。利回りだけを見ていると特に初心者の方は失敗しやすいので注意して下さい。
資産運用は中長期で行う事なりますので、利回りに加えて安定性もきちんと検討するのが重要です。
ヘッジファンド運用が初めての方は、下記の失敗しないヘッジファンドランキングもぜひ参考にしてみて下さい。