宝くじで1000万円~3億円といった高額当選をしてしまった。誰もがうらやむような話ですが、実際に高額当選をする人はいます。
しかし、注意しなければ宝くじの当選金で幸せになるはずが、不幸になってしまう人も後を絶ちません。
それでは、宝くじで高額当選した時の賢い使い方を解説していきます。
また、まとまったお金の安全な資産運用については別記事でも解説していますので良ければそちらも合わせてご一読ください。
宝くじは大損する仕組み!?
宝くじはギャンブル
日本では一般的に賭博は違法です。基本的には宝くじのように賞金付きのくじも禁止されています。
そのため、海外の宝くじを日本国内で購入したり販売したりするのは違法なのです。
では、なぜ宝くじはOKかというと当せん金付証票法という根拠法があるからです。なので宝くじは日本政府公認のギャンブルだという見方もできます。
ギャンブルの還元率の比較
そして、宝くじは基本的に大損するようにできています。掛金に対していくら賞金がでるのかという還元率という指標があるのですがこれが非常に低いです。
パチンコ・パチスロ | 80%-85% |
---|---|
競馬 | 75% |
ボートレース | 75% |
競輪 | 75% |
宝くじ | 46% |
還元率が46%ということは、宝くじを1000円分買ったら払い戻しは460円になるということです。
やってはいけないと思われているパチンコや競馬などのギャンブルよりも宝くじは圧倒的に負けるギャンブルなのです。
ですので、高額当選を果たした方はとんでもなく運が良いと言えます。
宝くじに高額当選した人の末路
宝くじにあたった人こそ注意が必要
ですが、宝くじに当選するほど運が良かったからといって、その後何をしてもいい訳でもありません。
むしろ今までよりも注意して生きないと、宝くじに当たった事で不幸になってしまいます。
・16歳で2億5000万円当選したイギリスのキャリー・ロジャースさん
豪邸の購入やパーティなどでお金を消費。コカインにもはまり、自殺未遂も2度経験。今はシングルマザーで介護士としてぎりぎりの生活を送る
・19歳で13億円当選したマイケル・キャロルさん
パーティ三昧やスポーツカーの購入、女性関係などで散在し、10年後には財産のほとんどを失う。
・31歳で2億2千万円当選したティファニー・ヒルさん
夫と子供が4人いたが、宝くじが原因で夫との言い争いが絶えなかった。離婚の準備を進めていたが宝くじに当選して9か月後に、夫がティファニーさんと娘を銃で殺害、その後夫も自殺。
高額当選したら絶対に資産運用すべき
高額当選者の中には、宝くじなんかあたらなければよかったという人も少なくありません。
不幸にならないためには、高額当選したとしてもこれまでの生活を大きく変えないことが重要です。
そのためにも、宝くじがあたったら、浪費するのではなく絶対に資産運用すべきです。
宝くじに高額当選したら・・・
宝くじに当選すると銀行にお金が入るため、まず銀行から資産運用の営業をされることになるでしょう。
必ずと言っていいほどおすすめされるのがファンドラップと投資信託です。ですが、銀行の営業トークにのってファンドラップや投資信託を購入してはいけません。
せっかく宝くじに当たったのに銀行だけが儲かる結果となってしまいます。なぜファンドラップと投資信託は購入してはいけないのか見ていきましょう。
それぞれ別記事でも記載していますので良ければそちらも合わせてご覧ください。
ファンドラップを買ってはいけない理由
ファンドラップの概要
出典:野村證券HP
ファンドラップとは銀行や証券会社が提供しているオーダーメイドの資産運用サービスです。投資家のニーズに合わせて銀行や証券会社が投資対象を決定します。
最低投資金額は300万円~500万円となっており、誰もが委託できるわけではありません。
というのが銀行の営業トークです。
ファンドラップの実態
しかし、銀行の営業トークを真に受けてはいけません。
ファンドラップでは特別な資産運用をしてくれるわけではなく、投資対象は一般的な投資信託であることが多いです。
さらに、系列会社の投資信託が選ばれることが多いので、顧客本位の選定が行われているかは疑問です。
×オーダーメイドで投資家に合わせた特別な資産運用をしてくれる
○投資先の投資信託を選ぶだけ。さらに系列会社が選ばれるので顧客本位でない可能性大。
ファンドラップがおすすめされる理由
ファンドラップは銀行にとっては非常においしい商品です。
なぜなら、ファンドラップ口座の手数料も得られるうえに、投資先に系列会社の投資信託を設定することで投資信託の手数料を得る事もでき、二重で手数料がとれるからです。
ファンドラップがおすすめされる理由は明確です。
それは「銀行が儲かるから」です。
二重の手数料で銀行が儲かるから。銀行の利益目線で投資信託が選ばれる可能性も高い。
投資信託を買ってはいけない理由
手数料の構造的問題
投資信託もよくおすすめされる商品ですが、投資家が儲からない商品となってるので注意して下さい。
投資信託が儲からないのには理由があります。
銀行側の投資信託の主な収益源は購入時手数料及び信託報酬です。
・購入時手数料
購入時に1%~3%の手数料を支払う。
・信託報酬
保有している間に0.1%~1.0%程度の手数料がかかる。
これらが意味することは、購入時手数料が大きいため、投資家に投資信託を買ってもらうことが重要で、運用で資産を増やしたところで証券会社の利益はそう変わらないということです。
つまり、銀行に投資家の資産を増やすモチベーションはないのです。
金融庁に指摘される回転売買
上記で確認した通り、銀行の主な手数料は購入時手数料です。
そのため、銀行や証券会社がよくやっていたことは投資家に頻繁に売買を促して売買に関わる手数料を得るという手法です。
これは、回転売買として金融庁にも問題視されています。
銀行や証券会社の顧客本位ではない営業は非常に多いので注意して下さい。
投資家に投資信託の頻繁な売買を促して手数料収入を得る。投資家の資産を棄損する可能性が高く金融庁に指摘されている。
宝くじ高額当選金の賢い資産運用
おすすめの資産運用とは
それでは、宝くじで高額当選したらどのように資産運用していけばいいのでしょうか。
1000万円~といったまとまった金額を資産運用するならヘッジファンドがおすすめです。
ヘッジファンドとは富裕層向けの資産運用サービスで最低出資金額は1000万円からとなっています。
さらに、ただ投資信託を選ぶだけのファンドラップとは違い、自分達でプロフェッショナルな資産運用を行ってくれます。
腕のいいヘッジファンドであれば年利10%程度を達成することも可能です。
ヘッジファンドの強み
そして、ファンドラップや投資信託とヘッジファンドが大きく違う点は手数料です。
ヘッジファンドでは成功報酬制度が採用されているため、投資家の資産を増やすことでヘッジファンドの収入も増えます。投資家の利益とヘッジファンドの利益が一致していることが大きな特徴です。
利益が一致している為、ヘッジファンドは資産を増やす高いモチベーションを持って資産運用に取り組みます。
ヘッジファンド | ファンドラップ | |
最低出資金額 | 1000万円 | 300万円~500万円 |
運用内容 | プロによる独自の運用戦略 | 一般の投資信託 |
手数料 | 成功報酬を採用し資産を増やすモチベが高い | 二重の手数料で割高 |
ファンドと投資家の利益 | 一致している | 不一致 |
ヘッジファンドに出資する方法
それでは、ヘッジファンドに出資するにはどうすればいいのでしょうか。
ヘッジファンドは私募で投資家を募集しているため、ファンドから直接対面にて説明を受ける必要があります。
説明を設定するには方法は2つです。
- 既存客からの紹介
- ヘッジファンドのホームページから問い合わせる
既存客の知り合いがいない方はヘッジファンドのホームページから問い合わせを行ってみましょう。
個別のおすすめヘッジファンドについては下記ランキングにて紹介していますのでぜひ参考にしてみて下さい。