投資信託

『おおぶね』がやばいって本当?農林中金<パートナーズ>長期厳選投資!評判の投資信託の今後の見通しとは

この投資信託には投資して良いのかな?ダメなのかな?

 

資産運用をしていると悩むことは多々あると思います。

 

管理人 武田
管理人 武田
なかなか判断が難しいですよね!本サイトでは各種ファンドについて解説していますので良ければ参考にして頂ければ幸いです。

 

今回は、農林中金<パート―ナーズ>長期厳選投資おおぶねについて分析していきます。

 

「おおぶねはやばい!?」との噂もありますが、果たして投資していいのでしょうか。止めた方が良いのでしょうか。

 

おおぶねへの投資を検討している方はぜひ参考にしてみて下さい。

 

また、他の記事でも資産運用について解説していますので良ければそちらも合わせてお読みください。

10億円あったら何年暮らせる?普通の人でもビリオネアになれるのか?夢の利息生活とは10億円。これはとてつもなく大きな金額ですね。 1億円あったら億万長者と呼ばれますが、その10倍ですからね。個人で夢見る最...
やめた方が良い?たわらノーロード先進国株式の評価や評判は?おすすめか否か解説する 「たわらノーロード先進国株式」は多くの資金流入が続いており人気を集めている投資信託となっています。 なぜ「たわらノ...

 

農林中金<パートナーズ>長期厳選投資おおぶねの特徴

おおぶねの投資コンセプト

それでは、農林中金<パートナーズ>長期厳選投資おおぶねがどんな投資信託なのか見ていきましょう。

 

まず、おおぶねの基本情報はこちらです。

 

投資対象資産 株式
投資対象地域 北米
為替ヘッジ なし
委託会社 農林中金全共連アセットマネジメント
設定日 2017年7月5日

 

おおぶねは、主に米国の株式に投資する投資信託です。為替ヘッジはありません。

 

一度買ったら「売らなくていい企業」に厳選して投資することで、長期的に安定した収益を目指すファンドとなっています。

 

おおぶねはどんな投資戦略で運用するのか?

では、「売らなくていい企業」とはどんな企業の事でしょうか。おおぶねは「構造的に強靭な企業」に投資することで長期安定収益を目指しています。

 

「構造的に強靭な企業」は農林中金の登録商標で次の3つの基準をクリアした企業が該当します。

 

  1. 付加価値の高い企業
  2. 圧倒的な競争優位性
  3. 長期的な潮流
構造的に強靭な企業

出典:交付目論見書

 

付加価値が高く、競合に負けない優位性を持ち、市場拡大が期待できるセグメントでビジネスをしている企業に投資していく訳ですね。

 

これが実現できれば確かに安定収益も夢ではないかもしれません。

 

この投資戦略を実践していくファンドマネージャーについてもチェックしていきましょう。

 

おおぶねのファンドマネージャーはどんな人?

ファンドマネージャーを務めているのは農林中金バリューインベストメンツの奥野一成氏です。

 

出典:農林中金バリューインベストメンツ

 

1992年 京都大学法学部卒業、日本長期信用銀行入行
2003年 農林中央金庫へ転籍
2007年 長期厳選投資自己運用ファンドを開始
2009年 年金基金等外部投資家向けファンドの運用助言業務に従事
2014年 農林中金バリューインベストメンツに転籍

 

京都大学を卒業された後、金融機関での業務に従事し続けていますね。書籍「教養としての投資」も出版されています。

 

本の中では、日本人はあまりに投資に無知なのではないかという疑問を投げかけ、投資哲学や長期投資のテクニックなどを紹介していきます。

 

奥野氏の哲学や人となりを確認したい方は一度読んでみてはいかがでしょうか。

 

さぁ、それではそんな奥野氏が率いるおおぶねの評判について見ていきましょう。

 

おおぶねの評価や評判は良い?悪い?

良い投資信託を表彰するアワードはいくつかありますが、おおぶねは複数のアワードで受賞しています。

 

おおぶねの受賞歴

出典:農林中金バリューインベストメンツ

 

  • R&Iファンド大賞2022 投資信託部門 受賞
  • Fund of the Year 4年連続受賞
  • SBIプレミアムチョイス 認定

 

数々の表彰をされており輝かしい評価を得ていると言えます。

 

おおぶねの世間的な評判は、間違いなく良いものとなっています。

 

管理人 武田
管理人 武田
ただ評判がいいからといって投資していい訳ではありません。きちんと投資価値があるのか分析していきましょう!

 

まずは、手数料からチェックしていきましょう。

 

おおぶねの手数料は高いのか安いのか!

投資信託には3種類の手数料があります。購入するときにかかる手数料、保有している間にかかる信託報酬、解約する時にかかる手数料です。

 

それぞれについてグローバルに投資する投資信託と比較してみましょう。

 

グローバル・エクスポネンシャル・イノベーションファンド インベスコ世界厳選株式オープン 農林中金<パートナーズ>長期厳選投資おおぶね
購入時手数料 最大3.3% 最大3.3% 最大2.20%
信託報酬(実質) 年率1.7675% 年率1.727% 年率0.99%
解約手数料 なし なし なし

 

こうして比較してみると、おおぶねの手数料は決して高くない手数料です。それどころか、やや安い水準と言えそうですね。

 

アクティブ投信というカテゴリーで考えると、ひふみ投信やさわかみ投信の信託報酬が年間1%程度です。おおぶねも同程度の信託報酬となっています。

 

管理人 武田
管理人 武田
おおぶねの手数料は年間1%で、やや安い~標準と言えそうです。

 

おおぶねの投資先上位10銘柄

では、おおぶねは具体的にどんなところに投資しているのでしょうか。

 

投資先上位10銘柄を見てみましょう。

 

(2024年1月31日基準)

順位 銘柄名 業種 比率(%)
1 COSTCO WHOLESALE CORP 生活必需品 7.0
2 AMPHENOL CORP-CL A 情報技術 6.4
3 TEXAS INSTRUMENTS INC 情報技術 5.8
4 VISA INC-CLASS A SHARES 金融 5.4
5 S&P GLOBAL INC 金融 5.4
6 MCCORMICK & COMPANY 生活必需品 4.1
7 THE WALT DISNEY CO. コミュニケーション・サービス 4.0
8 JACK HENRY & ASSOCIATES INC 金融 4.0
9 CHURCH & DWIGHT CO INC 生活必需品 3.9
10 TJX COMPANIES INC 一般消費財・サービス 3.9

 

1位はコストコです。今やすごく有名な企業なのでご存じの方も多いと思いますが、アメリカ発の会員制倉庫型店舗です。一般の人は購入できず、年会費を払って会員になっている人が購入できます。

 

売ってる商品は大容量のものが多く、割安で購入できるのが特徴です。年会費を払う代わりにお得に買い物ができます。

 

顧客な確かなニーズをつかんでグローバル展開しており、さらに生活必需品のため今後の需要も尽きないでしょう。まさに構造的に強靭な企業となっています。

 

第2位はAMPHENOL CORPRATIONです。AMPHENOLは光ファイバーコネクターなどを製造する世界でトップクラスのインターコネクト製品メーカーとなっています。

 

あまり目立ちませんが、我々が今とても便利な情報技術を享受できているのもこういったメーカーの努力の賜物です。

 

今後、数十年は情報技術の分野が世界の発展を支えていくことは想像に難くありません。AMPHENOLもまた構造的に強靭な企業と呼べるでしょう。

 

さぁ、それではこういった投資を行ってきた結果、おおぶねの運用成績はどうなっているのでしょうか?チェックしていきましょう。

 

おおぶねの運用成績

設定来の運用成績

おおぶねの設定来の運用成績はこのようになっています。

 

(基準日:2024年1月31日)

出典:マンスリーレポート

 

2017年の7月から運用を開始し、多少下落のタイミングはありつつも概ね右肩上がりで推移しています。

 

設定来から見ると現在では2倍以上に上昇しています。なんだか良さそうに見えますね。

 

これだけでは、全体的に上がり相場だったのか、おおぶねの運用成績が素晴らしかったのか分からない部分もあるので、インデックスとも比較してみましょう。

 

マーケットとの比較

米国株が投資対象ですので、米国の代表的なインデックスであるS&P500と比べてみましょう。

 

直近3年間の結果はこちらです。

 

出典:WEALTH ADVISOR

 

  • 農林中金おおぶね +58.66%
  • S&P500 +90.86%

 

S&P500が90%の上昇を見せているのに対して、おおぶねは58%しか成長していません。

 

アクティブ投信であるおおぶねは、本来であれば手数料が高い代わりにインデックスを上回るものでなければなりません。

 

しかし、現状のおおぶねではわざわざ高い手数料を払って運用成績を下げることになってしまうのです。

 

このままでは手数料が安く運用成績がいいインデックス投信を選べばいいではないかという結論になってしまいますね。

 

おおぶねの今後の見通しは?

それでは、おおぶねの今後の見通しはどうなるでしょうか。

 

おおぶねは米国の株式に投資しますが、現在米国はインフレに見舞われており、そのインフレ対策としてどんどん金利が上昇しています。

 

出典:ザイFX!

 

一般的に金利が高いと、株価は上がりにくいと言われています。今後もこの金利の高さは継続すると予想されています。

 

おおぶねにとっても厳しい状況が続くと言えるでしょう。今からおおぶねに投資するのはおすすめできません。

 

管理人 武田
管理人 武田
残念ながらおすすめできない結果となってしまいました。
じゃあ、結局どこで運用すればいいんだろう?

 

安心してください!おおぶね以外にも、投資先は星の数ほどあります。

 

私が個人的に研究・分析して良いと思ったファンドは下記のランキングにまとめていますので、投資先をお探しの方はぜひそちらもチェックしてみて下さい。

 

運用初心者の方に自信を持っておすすめ!!

欧米の富裕層に選ばれている
利回り10%~が期待できる
リスクを抑えた安定運用

RELATED POST